2024年(令和6年) 3月17日(日)付紙面より
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弦楽四重奏ミニコンサートが14日、庄内町狩川の立川複合拠点施設1階ラウンジで行われ、施設利用者らがコンサートホールとは違う優しい音色を楽しんだ。
酒田フィルハーモニー管弦楽団に所属する蛸井美羽鳥さん(バイオリン)、榎本美由紀さん(同)、堀寿人さん(ビオラ)、依田潤一さん(チェロ)の奏者4人によるグループ「ソレーラ・ストリングス」が、同施設のミニホールで月1回程度練習している縁で、狩川地区の住民による地域運営組織「風来風流(からふる)の会」(石川俊一会長)が今年初めて企画。住民ら約50人が演奏に耳を傾けた。
この日のミニコンサートはバッハ作曲「主よ人の望みの喜びよ」で幕開け。楽器を紹介しながら、ディズニー映画より「星に願いを」「いつか王子様が」、モーツァルト作曲「アイネ・クライネ・ナハトムジーク第一、第三楽章」、故八代亜紀さんの「舟唄」を披露。1曲終わるごとに詰め掛けた参加者から大きな拍手が送られていた。参加者の一人は「コンサートホールではない身近な場所ですてきな演奏を聴くことでき、ありがたい」、依田さんは「このコンサートのために改めて練習した。機会があればまた開催したい」とそれぞれ話していた。