2024年(令和6年) 4月24日(水)付紙面より
ツイート
鶴岡市の山王日枝神社(武田紘宮司)境内で、淡い緑色の花を咲かせる八重桜の一種「御衣黄(ぎょいこう)桜」が見頃を迎え、参拝者や散歩で立ち寄った市民の目を和ませている。
御衣黄桜はサトザクラの品種の一つ。平安時代の貴族が着ていた「萌黄(もえぎ)色」の衣装と花の色合いが似ていることから名付けられたという由来がある。例年、鶴岡公園のソメイヨシノが葉桜になる頃に咲く。咲き始めた花びらは淡い緑色だが、散るときは白くなる。
山王日枝神社境内には数本の御衣黄桜があり、今年は先週末に咲き始めた。スマートフォンを手に訪れた女性は「気品があるというか、どこか趣がある花でいいですよね」と話していた。神社境内の八重桜も満開となりピンク色の花びらを広げている。