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2024年(令和6年) 5月1日(水)付紙面より

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花言葉は「思いやり」 チューリップを新1年生に 「人権の花運動」育成通し感謝の心学ぶ 余目ニ小

 庄内町の余目第二小学校(冨樫由紀子校長)で26日、人権の花運動が行われ、2年生が自分たちで育ててきた「思いやり」の花言葉を持つチューリップを今春入学した1年生に手渡した。

 人権の花運動は花の苗や球根などの育成を通して協力や感謝の大切さを学び、思いやりの心を育て人権思想を育もうと酒田人権擁護委員協議会が、管内の市町で実施している。

 同校では毎年新1年生が秋に同協議会庄内町部会(佐藤晃子部会長)メンバーと共にチューリップの球根を植え、児童らが肥料や水やりなどを行って大切に育て、翌年の新入学児童に引き継いでいる。

 この日は同校2年生31人と1年生26人、佐藤部会長らメンバー4人が参加。同校昇降口前で行われた贈呈式では、同部会メンバーが人権の花運動やチューリップの花言葉について子どもたちに説明した後、2年生が15―20センチに成長し紫や黄色の花を咲かせたチューリップの鉢を1年生に手渡した。2年生の佐藤惺也(しょうや)君(7)は「自分が育てたのはあまり上手に咲かせられなかったけど、1年生はうまく咲かせてほしい」、佐藤部会長は「子どもたちには誰かのために何か行動できる思いやりの心を持ってもらえれば」とそれぞれ話していた。

1年生にチューリップの鉢を手渡す2年生たち(左)
1年生にチューリップの鉢を手渡す2年生たち(左)



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