2024年(令和6年) 5月25日(土)付紙面より
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職業体験「WAKU WAKU WORK(ワクワクワーク)2024」が22日、鶴岡第四中学校(加藤真琴校長)で行われた。2年生120人が参加し、VR溶接や写真の映像修正などを体験した。
中高生を対象に地元企業を知ってもらおうと毎年、県庄内総合支庁と管内市町が各校と連携して開いている。今年は先月25日、遊佐中学校を皮切りにスタートした。
鶴四中の体験学習には福祉、製造、食品、金融など14社が参加。体育館に各ブースを設け、担当者が仕事内容や福利厚生面について説明した。
このうち、三洋(三川町)のブースでは生徒たちが工業用ミシンを使って縫製加工に取り組んだ。少子化が進む中、各企業では人手不足が課題となっているが、同社の齋藤憲和製造課長(44)は「新卒者の採用は昨年が8名、今年は5名。社員一人一人に自由に使えるアイパッドを持たせたり昼食におにぎり2個を支給するなど福利厚生面の充実を進めている。今後も若く貴重な人材を確保できるよう努力していきたい」と語った。
生徒たちは「地元にいろんな企業があることを知って勉強になった」「将来の就職に役立てたい」と感想を話した。
職業体験は、11月15日までの間に26校(中学校19校、高校7校)で計31回行われる。