2024年11月24日 日曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2024年(令和6年) 5月25日(土)付紙面より

ツイート

天神祭始まる 「化けもの」5年ぶりに酒振る舞う

 学問の神様・菅原道真公を祭る鶴岡天満宮の祭礼・天神祭が24日、同天満宮での大絵馬奉納で始まった。コロナ禍で中止していた化けものによる祭り客への地酒やジュースの振る舞いが5年ぶりに復活。いつもながらの光景が戻っていた。本祭の25日は午前11時から30分間、航空自衛隊のアクロバット飛行隊「ブルーインパルス」の展示飛行が同市上空で予定され、呼び物のパレードは午後2時にスタートする。

 天神祭は庄内三大祭りの一つに数えられ、「みちのくの奇祭」として知られる。長じゅばん姿に編み笠(がさ)と手拭いで顔を隠した市民が、無言で酒を振る舞う独特の習わしから「化けもの祭り」とも呼ばれ、化けもの姿で3年間、誰にも本人と知られずに天満宮にお参りできると、願いがかなうとの言い伝えも残る。

 パレードに参加する1畳ほどの大きさの大絵馬の奉納には、関係者約50人が参列。商店街や学区、有志グループが辰(たつ)年にちなんで龍と化けもの、道真公、JR羽越本線全線開通100周年記念などモチーフにした9枚の絵が社殿前に並び、神事と手踊りが披露された。化けものも加わり、参列者やお参りの市民に早速、酒やジュースを振る舞っていた。

 24日は、鶴岡公園で約160店出店予定の露店も営業を始め、夕方から夜にかけては鶴岡駅前通り約250メートル区間を歩行者天国にしてキッチンカー出店やステージイベント、山車展示などの宵祭。25日のパレードには市民約2000人が参加し、市中央児童館と鶴岡駅前の2カ所から出発して鶴岡公園まで練り歩くほか、鶴岡商工会議所脇の馬場町側の内川沿いからみゆき通りにかけてキッチンカー約40台が集結する。天神祭は26日まで。26日は後祭として自衛隊音楽隊の記念公演、鶴岡公園露店出店などがある。

5年ぶりに化けものによる酒やジュースの振る舞いが復活。いつもの祭りの風景に戻った
5年ぶりに化けものによる酒やジュースの振る舞いが復活。いつもの祭りの風景に戻った



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field