2024年(令和6年) 5月26日(日)付紙面より
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酒田市の松山歴史公園にある松山城大手門(県指定文化財)を囲むお堀でスイレンが咲き始め、鮮やかな赤色が訪れた人に早くも初夏の到来を告げている。
スイレンは多年性の水生植物。大手門のお堀は市から指定を受けたNPO法人「まちづくりnet松山」が管理・整備しており毎年、5月下旬から7月中旬まで赤、白の鮮やかな花が水に浮かび、季節の風物詩となっている。
同公園内の市松山文化伝承館(榎本和介館長)で、昨年より1週間ほど早い今月10日に開花を初確認。23日時点で311輪が咲いたという。23日午後は柔らかな陽光が降り注ぐ中、赤色の花が緑色の葉の間から顔をのぞかせ、訪れた人の目を楽しませていた。
伝承館職員によると、日の当たる午後1時ごろに多くの花が開くのが見られ、夕方になるにつれ段々と閉じるという。赤いスイレンが終わるころ白いスイレンが咲き始め、見頃は6月上旬ごろまで続くという。