2024年(令和6年) 5月28日(火)付紙面より
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第71回春季東北地区高校野球県大会は25日に準決勝、26日に決勝と3位決定戦が鶴岡市の鶴岡ドリームスタジアムで行われた。決勝は鶴岡東と山形城北が対戦。激しい点の取り合いで試合は終盤までもつれ込み、最終回に加点した鶴岡東が10―8で逃げ切り2年連続7回目の優勝に輝いた。3位決定戦は酒田南が日大山形に0―1の接戦で敗れた。
鶴岡東と山形城北、日大山形の3校は来月13日から宮城県で行われる東北大会に県代表として出場する。
(26日の結果)
◇決勝
鶴岡東
202002112|10
030040100|8
山形城北
(鶴)塚本、杉浦、倉又、梅澤、櫻井―億田(山)玉虫、小野村―吉川▽二塁打=小早瀬、櫻井(鶴)今田大、玉虫(山)
○…初回に2点を先制した鶴岡東は、2回の守りで逆転を許したが3回に櫻井の中前二塁打など4連続安打で2点を追加し再びリード。しかし5回の守りで救援の梅澤が打ち込まれ、一時は3点差まで引き離された。1点差で迎えた8回、小林の内ゴロが相手のミスを誘い2死二塁の好機をつかむと億田が右翼線へ運び同点とした。最終9回には2死二、三塁の場面で日下のフライが遊撃手の頭上を越えポトリと落下。二者が生還し土壇場で2点を奪うとそのまま逃げ切った。
◇3位決定戦
酒田南
000000000|0
00000010X|1
日大山形
(酒)佐藤丈―長谷部(日)高橋、岩下―佐藤
○…3位決定戦は息詰まる投手戦となり、終盤で1点を失った酒田南が僅差で東北大会出場を逃した。
酒田南の先発・佐藤丈は6回まで毎回走者を背負いながらも粘投したが、7回に2死二塁から安打を許し1点を失った。打線が反撃を試みたが日大山形の継投策に散発4安打と抑えられ、最後まで二塁を踏めなかった。