2024年(令和6年) 5月31日(金)付紙面より
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創立150周年を迎えた鶴岡市の鼠ケ関小学校(齋藤優子校長、児童50人)で28日、記念植樹が行われた。全校児童と地域住民合わせて約70人が参加し、グラウンド脇に広葉樹12本を植えた。
鶴岡市温海第4地区自治会(五十嵐伊都夫会長)が150周年を祝い、「公益財団法人やまがた森林と緑の推進機構」の助成を受けてモクレン(花期3月)、ハナモモ(同5月)、サルスベリ(同7月)の苗木を4本ずつ用意。春から夏にかけて段階的に花が楽しめるよう樹種を選んだ。
この日は児童と地域住民が協力して植樹し、最後に幹の周りに乾燥を防ぐ赤玉土をかけて仕上げた。女子児童は「早く咲いたところを見てみたいな」と話していた。植栽活動ではこのほか学校正面玄関前の花壇にマリーゴールドやベゴニア約70株を植えて彩りを添えた。
鼠ケ関小は1874(明治7)年、地区の蓬莱山曹源寺に「蓬莱学校」として開校した。66年に現在地に移転。97年に鼠ケ関小の学校新聞「蓬莱新聞」が全国新聞コンクールで「全国新聞教育研究協議会賞」を受賞した。海が近くにあることから「ヨット学習」を取り入れているのが特色の一つ。同年7月には鼠ケ関を会場に行われた東北ジュニアヨット大会に児童が参加し上位入賞する活躍を見せた。2009年に新校舎が完成。今年3月までの卒業生は3865人を数える。11月2日に体育館で150周年記念式典を開く。