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2024年(令和6年) 6月1日(土)付紙面より

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幕末の志士 清河八郎の遺徳しのぶ 庄内町・清河神社例大祭

 幕末の志士・清河八郎(1830―63)を祭る庄内町清川の清河神社(正木尚文宮司)で30日、例大祭が行われ、神社役員や関係者が八郎の遺徳をしのんだ。

 八郎は天保元年10月10日、出羽国田川郡清川村(現・庄内町)に生まれた。幕末の激動期、諸外国から日本を守るため、対等な立場で交易を進めるべきと考え、横浜の外国人居留地の焼き打ちを決行するなど尊王攘夷運動を推進。そうした行動が仇(あだ)となり34歳の若さで幕府側の刺客に暗殺された。八郎が組織した浪士組を母体に、会津藩による京都警護の「新選組」、庄内藩による江戸警護の「新徴組」が誕生している。

 清河神社は1908(明治41)年、八郎に正四位が贈られたのを機に33(昭和8)年に建立された。同神社の例大祭は八郎の祥月命日である毎年5月30日に行われている。

 この日の例大祭には関係者ら約60人が参列。八郎が作った和歌の奉吟や、玉串拝礼が行われ、参列者が八郎の遺徳をしのんだ。正木宮司は「昔は清河神社ではなく、『八郎様』と言っていた。子どもたちの遊び場であり、よりどころだった。今後も子どもたちをはじめ、多くの人に八郎様を伝えていきたい」などと講話した。

清河八郎の遺徳をしのぶ参列者ら
清河八郎の遺徳をしのぶ参列者ら



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