2024年(令和6年) 6月4日(火)付紙面より
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JA鶴岡のネットメロン初出荷式が3日、鶴岡市のJA鶴岡西郷選果場で行われた。今年は天候に恵まれメロンの生育は順調。主力のアンデスメロンを中心に約50万ケース、販売額は12億円を目標に掲げる。
JA鶴岡西郷支所の担当者によると、生産農家は170人で、作付面積は107ヘクタール。4月上旬に種をまき同下旬にハウスに定植して育ててきた。今年は東京、神奈川の関東方面や岩手、宮城、福島といった東北、地元市場に合わせてアンデスメロン30万ケース、鶴姫メロン6万ケース、鶴姫レッドメロン15万ケースの出荷を目指す。
初日は担当者が形や糖度、ネットの張り具合を検査した後、5キロ入り537箱を大型トラックに積んだ。メロンの糖度を調べたところ17度と高く、関係者は「自信を持って全国へ届けられる」と笑顔を見せた。
出発式でJA鶴岡の伊藤淳代表理事専務は「昨年はこれまで経験のなかったような高温少雨となり目標に届かなかった。今年は順調に生育が進んでいる。生産農家や運送業者、関係機関と連携し目標販売額の12億円を達成したい」とあいさつした。
露地のネットメロンは7月中旬に収穫を迎えるという。