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2024年(令和6年) 6月5日(水)付紙面より

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勇壮に火縄銃演武奉納 上日枝神社例大祭で荻野流砲術

 鶴岡市日枝に鎮座する上山王日枝神社(加藤完治宮司)の例大祭が3日、同神社で行われた。荘内藩荻野流砲術隊(池田幹夫大隊長)と、女性による上山王日枝神社荻野流砲術「桜隊」(渡部富子隊長)が勇壮な火縄銃の演武を奉納した。

 同神社は585年に創建され、1699年に旧庄内藩酒井家4代藩主の忠真(ただざね)公が本殿を建て替えた記録が残されている。1986年に社殿の銅板ふき替え工事が行われた際、屋根裏から酒井家が奉納した10丁の火縄銃が見つかった。修復された8丁を桜隊が使用し2008年の例大祭から荘内藩砲術隊と共に火縄銃の演武を行っている。

 この日は神社本殿で祝詞奏上など神事が行われた後、砲術隊12人が立ち姿勢での「立ち放ち」、腰に構えて撃つ「腰放ち」、しゃがんだ姿勢の「膝放ち」の各演武を披露。境内には「ドン、ドン」と迫力ある音が響き、集まった見物客を楽しませた。近くに住む氏子の80代女性は「毎年見学に来ており、桜隊の皆さんは怖がらずに火縄銃を扱うので感心している。腹に響く音を聞いて厄よけになりそう」と話していた。

 桜隊の渡部隊長は「毎年最初の一発を放つまで緊張する。今回も大勢の見物客が拍手を送ってくれて良かった」と話していた。

 例大祭の今年の「郷方当屋」は民田の後藤光雅さん、「町方当屋」は桧物町の遠藤博さんが務めた。

 夜には来年の当屋に引き継ぐ「神宿引き継ぎ」が行われた。

荘内藩荻野流砲術隊と上山王日枝神社荻野流砲術「桜隊」の隊員が勇壮な火縄銃の演武を披露した
荘内藩荻野流砲術隊と上山王日枝神社荻野流砲術「桜隊」の隊員が勇壮な火縄銃の演武を披露した



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