2024年(令和6年) 6月7日(金)付紙面より
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和装文化に触れる浴衣の着装体験が5日、鶴岡市の鶴岡第二中学校(和田恭司校長、生徒407人)で行われ、生徒が浴衣の着付けにチャレンジした。
和装文化の継承・普及を進めようと県和装教育国民推進会議庄内支部(小池泰弘支部長)が講師となり、庄内の中学校、高校で開催しているもの。同校では5、6年ほど前から衣生活を学ぶ3年生の技術家庭科の授業の一環で実施している。
この日は、1組29人、2組28人が参加。同支部会員と結美の会の10人が講師となり、浴衣の美しい着方や帯の結び方などを指導。「着物で大切なのは1つの点と2つの線。左右の襟の合わせが顔の中心に来ること、手を下ろして右手の前に上前(うわまえ)の線が来ること、背中心がまっすぐになること」などと注意。「女子は最後に襟を抜いてうなじを見せるときれい」とアドバイスしていた。
体験した小林愛海さん(14)は「浴衣は小学校の時以来。きっちりしているけど、風通しが良くて着心地がいい」、山口太郎さん(14)は「帯結びが難しかったが、日本の伝統文化なので、これから外国人と交流する時に着物を着たいし、日本人としての誇りが持てると思う」と話していた。
鶴岡二中の3年生は149人。残りのクラスは10日に1クラス、25日に2クラスが体験するという。