2024年(令和6年) 6月8日(土)付紙面より
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海水浴シーズンを前に遊佐町の西浜海岸で6日、「遊佐町小中高合同海岸清掃」が行われ、児童、生徒らが協力して漂着ごみを拾い集めた。
合同海岸清掃は、同町の児童生徒に海洋ごみなどの環境問題について理解を深めてもらうとともに、地域活動への当事者意識を持ってもらおうと町教育委員会が主催して開催。これまで中高連携で行っていたが、昨年から小中高連携事業として実施している。
この日は遊佐小6年生79人、遊佐中1年生79人、遊佐高1年生18人と漂着ごみ問題に取り組むNPO法人・パートナーシップオフィス、鳥海山・飛島ジオパーク推進協議会など関係団体から計約220人が参加。児童生徒らは初めにパートナーシップオフィスの担当者から「海のごみは冬の間に流れ着く。外国から出たものも多く、どこからのごみなのか考えながら拾ってほしい」などと説明を受けた後、約20人ずつ小、中、高校混合の10班に分かれ、砂浜約200メートル区間でごみを拾い集めた。海岸には漁網や発泡スチロール、プラスチック片のほか約3メートルのパイプなども打ち上げられていて、参加者は「少しでもごみがなくなるように頑張って拾いたい」などと話しながら汗を流していた。約1時間の作業で195袋分のごみを回収した。