2024年(令和6年) 6月9日(日)付紙面より
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鶴岡市睦町の常念寺保育園(田中英嗣園長、園児131人)の「はなまつり」が8日、近くの常念寺で行われた。園児が「のの様(お釈迦(しゃか)様)」に甘茶と生花をささげ生きとし生けるものすべてを大切にする心を誓った。
親子の触れ合いと命に感謝しようという同園三大仏教行事の一つ。本来、花祭りは4月8日だが、同園では「生命尊重」の月の6月に合わせている。
この日は年長組の園児28人が参加。貸衣装でかわいらしく着飾った子どもたちが常念寺本堂まで「稚児行列」を繰り広げ、沿道に集まった地域の人や保護者のほほ笑みを誘った。
常念寺本堂では園児一人一人がお釈迦様に献花し「生き物を大切にします」「嘘をつきません」と「お約束の言葉」を斉唱した。講話の中で渡邊剛紀副住職は「お釈迦様は仏教の教えを作った人です。亡くなっても極楽浄土に導き多くの人たちの心の支えになっています。命の尊さに感謝しましょう」と子どもたちに呼び掛けた。