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2024年(令和6年) 6月14日(金)付紙面より

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「尾浦」の種つなごう 大山小1年生 大豆100粒運動 枝豆の先生と種まき

 鶴岡市の大山小学校(生田弥恵校長、児童293人)で12日、本年度の「大豆100粒運動」が行われた。1年生47人が枝豆品種「尾浦」の種をまき、「大きく育ってね」と声を掛けた。

 大豆100粒運動は、料理研究家・随筆家の辰巳芳子さん(99)が命の尊さや食べ物の大切さを唱え、国産大豆を復活させて日本の食文化を次代に引き継いでいこうと、2004年に長野県の小学校で行われて以降、全国各地に運動が広まった。大山小は9年前に県内で初めて参加した。

 例年は1年生が前の年から受け継いだ「尾浦」の種を植えているが、昨夏の猛暑で苗が枯れたため昨年の1年生は種子を採ることができず、今回は児童たちのために齋藤健二さん(54)=同市栃屋=が一昨年の「尾浦」の種を提供した。

 この日、辰巳さんと親交がある「つけもの処本長」(同市大山一丁目)の本間光廣会長(79)と齋藤さんが“枝豆の先生”として大山小を訪問。体育館で顔合わせが行われ、本間会長が「皆さんが育てた大豆から採れた種は、来年の1年生が育てて次につないでいきます。よく観察して大事に育ててほしい」とあいさつした。

 齋藤さんから植え方を教わった児童たちは6粒の種をもらい、体育館脇の約100平方メートルの畑で1人3カ所へ2粒ずつ丁寧に土の中へ植え、土と水をかけた。大瀧丞真君(6)は「大きく、おいしく育ってほしい。大豆が採れたら納豆にして食べたいな」と話していた。

 大豆は9月上旬に3分の1を枝豆として収穫し、3分の1は大豆になるまで育てた後に収穫する。残り3分の1から種を採り、来年の1年生に引き継ぐという。

大山小の1年生たちが大豆品種「尾浦」の種を丁寧に植えた
大山小の1年生たちが大豆品種「尾浦」の種を丁寧に植えた



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