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2024年(令和6年) 6月21日(金)付紙面より

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写真と文で自然の素晴らしさに迫る 斎藤さん「ブナの声」最終号発刊

 自然写真家の斎藤政広さん(75)=酒田市日吉町二丁目=が、自らの写真と文で自然の素晴らしさに迫る写真集「ブナの声Vol・32 ブナに抱かれし山々」を発刊した。2001年のVol・1発行から足掛け24年。今回が最終号となり、斎藤さんは「この冊子が山や森との語らい、身近な自然との対話のきっかけになってくれたのなら望外の喜び」と話している。

 斎藤さんは横浜市出身で、1984年に酒田に移り住んだ。主として庄内地域の自然をモチーフにした作品を発表し続けており、中でもブナをテーマにした作品には定評がある。主な著書・写真集に「鳥海山花図鑑」(無明舎出版)、「森のいのち」(メディアパブリッシング)などがある。

 斎藤さんは「『ブナの声』はVol・1発行時から32号までと考えていた。季刊で年4回発行し、当初は8年で終える予定だったが、延びに延びた」と笑顔を見せる。最終号では大鳥池、以東岳、障子ケ岳、天狗角力取山と鶴岡市の朝日連峰にスポットを当て、雪解けの水を集める大鳥川、ブナの森が広がる天狗角力取山周辺、雲海に包まれたブナの森といった風景を鮮やかに収めている。

 当初予定の3倍の歳月をかけてようやくたどり着いた最終号。同書あとがきで、斎藤さんは「自然とのふれあいから小さな冊子が生まれました。思い起こせば、たくさんのちいさなテーマが目蓋(まぶた)の後ろに現れてきます」とつづる。A4変形判、16ページ。斎藤政広写真事務所刊。880円(税込み)。本書に関する問い合わせは同事務所=電0234(23)3822=へ。

 25日まで三川町文化交流館「アトク先生の館」で斎藤さんの写真展「ブナの声2024」も開かれている。

「ブナの声」シリーズの最終号。24年の時を経て終刊となった
「ブナの声」シリーズの最終号。24年の時を経て終刊となった

斎藤政広さん
斎藤政広さん



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