2024年(令和6年) 6月25日(火)付紙面より
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8月3日(土)に最上川河川敷で行われる「酒田の花火2024―光、笑顔、満開」の安全祈願祭が24日、観覧箇所となる酒田市最上川河川公園で行われ、関係者が神事で大会の安全や成功、当日の好天を願った。
酒田の花火大会は1929(昭和4)年7月、酒田港が国の第2種重要港湾に指定されたことを記念して行われた。2020、21年は新型コロナ禍、22年は最上川増水の影響で中止し昨年、4年ぶりに行われた。今年は2尺玉を含め前回と同規模の約1万発を、これまでの90分から60分に凝縮し打ち上げる。順延日は設けず、荒天の場合は中止。
安全祈願祭では市や酒田商工会議所、酒田観光物産協会、花火業者などから約30人が参列。祝詞奏上に続き、実行委員長を務める矢口明子酒田市長、加藤聡酒田商議所会頭、西村修酒田観光物産協会長、花火師代表として本県で唯一花火製造に携わる安藤煙火店(同市栄町)取締役の安藤孝二さんらが神前に玉串をささげた。
矢口市長は「実行委専門部会での検討も順調に進んでいる。みんなで力を合わせ、市民全員が楽しめ、安心安全な大会にしたい」と。安藤さんは「広大なロケーションをフルに生かした花火で観客を喜ばせたい」と話した。有料観覧席のチケットは販売中で、インターネットやコンビニエンスストアで扱っている。問い合わせなどは市交流観光課=電0234(26)5759=へ。