2024年(令和6年) 6月27日(木)付紙面より
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「初夏のウォーキングとオカリナコンサート」が21日、庄内町清川の清川まちづくりセンター周辺で行われ、参加者たちが森林散策やコンサートを楽しんだ。
清川地区振興協議会(石塚俊会長)の主催。御殿林は1700年代、清川地域を風水害から守るための防風林として整備され、戊辰戦争時には荘内軍が本陣を敷いて新政府軍と戦ったとされる。イベントはこの林を活用した地域活性を図る「御殿林利活用事業」の一環で初めて企画した。
この日は晴天に恵まれ、60―70代の19人が参加。一般社団法人庄内町総合型スポーツクラブ「コメっちわくわくクラブ」のコーチ2人を講師に、足腰に負担の少ない歩き方などを教わりながら、約30分遊歩道や清河神社を回る散策を楽しんだ。
同センターをスタートし、木漏れ日が降り注ぐ中遊歩道を進むと、午前10時20分ごろ林内のあずまやに到着。あずまやでは同町を中心に音楽活動を広げるオカリナアンサンブル・グレーニアの団員4人がオカリナ演奏で「故郷」などを披露。参加者たちは木々の間に響き渡る心地よいオカリナの音色に聞き入り、癒やされていた。参加した女性は「林の中で聞くオカリナの音色は格別だった」と話した。
ウオーキング後、同センターに戻り、グレーニア6人によるオカリナコンサートが開かれ、「見上げてごらん夜の星を」「さくら(独唱)」などのほか、地元民になじみ深い「みんなの清川」を演奏。参加者たちは一緒に口ずさむなどして盛り上がった。