2024年(令和6年) 6月29日(土)付紙面より
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山―川―海の環境を守ろうと鶴岡市の羽黒小学校(八渡宗一郎校長)の5年生が26日、学校から東側に約15キロ離れた羽黒地域の田代谷地の山中にブナの苗木31本を植えた。
環境教育の一つとして同校と水土里ネット笹川(笹川土地改良区・丸山成人理事長)が2000年から毎年続けている。今年で25年目。14年には環境保全活動が高く評価され、環境省の「環境大臣表彰」を受賞している。
この日は5年生の男女31人がバスで現地に到着。あいにくの雨模様となったが、スコップで土を掘り起こし高さ40センチ前後に育った苗木に支柱を立てて植えた。最初から携わっている加茂水族館の村上龍男名誉館長や庄内森林管理署の職員も参加し、子どもたちの活動を支えた。
丸山理事長(58)は「保水力のある森づくりを進めようと活動を始めてから1000本を超す苗木を植えてきた。大人になっても自分が植えたブナに関心を持ってもらえればうれしい」と話した。