2025年4月2日 水曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2024年(令和6年) 7月12日(金)付紙面より

ツイート

雨にも負けず環境整備に汗 酒田東部中 「悠々の杜」隣接竹林で間伐作業

 酒田市の東部中学校(宮嶋弘樹校長)の1年生59人が10日、同市山楯の森林公園「悠々の杜」に隣接する竹林で間伐作業を体験。あいにくの雨降りの中、雨がっぱを着た生徒たちは周辺整備に向けて懸命にのこぎりを操った。

 悠々の杜は入浴施設「アイアイひらた」周辺の市有地など約8ヘクタール。市民有志らで組織する「悠々の杜推進協議会」が憩い・教育の場として整備している。協議会事務局を務めるNPO法人・ひらた里山の会(佐藤忠智代表理事)は2011年から所有者3人の委託を受け、隣接する竹林を管理しており、東日本大震災で被災した宮城県松島町のカキ養殖棚用に間伐竹を贈る活動を12年から4年間続けた。

 作業体験は同校の総合学習の一環。地域の環境整備や保全活動の重要性を身をもって学習する機会として、里山の会などの協力で毎年この時期に実施している。

 この日は里山の会スタッフらが生徒たちに指導。佐藤代表理事から環境保全活動の目的や注意事項などを聞いた後、10班に分かれ、竹林の中へ。雨脚が強まる中、「のこぎりの刃は自分に向くように持って」「押す時より引く時に力を込めること」などのこぎりの使い方やアドバイスを聞きながら、約1時間にわたって広さ約1ヘクタールの竹林の間伐や枝の切り落とし作業に汗を流した。

 参加生徒の一人、石川蓮菜(れな)さんは「のこぎりを使うのも初めて。最初は切った竹が倒れてくるのが怖かったけど、作業を繰り返すうち、お互い協力しながら枝を切ったり運んだりするのが楽しくなった。環境整備の大変さと取り組む人のすごさが分かった」と話した。

降雨の中、間伐作業に取り組む東部中の1年生
降雨の中、間伐作業に取り組む東部中の1年生



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field