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2024年(令和6年) 7月25日(木)付紙面より

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兄弟の契りの歴史学ぶ 5年ぶり鹿児島中学使節団来鶴 地元中学生と交流深める

 鶴岡市と兄弟都市の盟約を結ぶ鹿児島市の中学生親善使節団が23日から2泊3日の日程で鶴岡市を訪れ、兄弟の契りの歴史を学ぶとともに地元の中学生と交流を深めている。

 両市の交流は、戊辰戦争(1867―68)で庄内藩が降伏した際、薩摩藩の西郷隆盛(南洲)翁の計らいで処罰が寛大だったという歴史的な縁がきっかけ。戦争後の南洲翁と庄内の菅実秀(臥牛)翁との「徳の交わり」、旧庄内藩士が編み全国に広めた「南洲翁遺訓」を基に、1969(昭和44)年11月に兄弟都市の盟約を締結し、71年からは両市の中学生が1年おきに相互訪問する交流を続けている。鹿児島からの訪問は今回が26回目で、コロナ禍もあって5年ぶりの来鶴となった。兄弟都市盟約は今年55周年の節目を迎えた。

 今回は鹿児島市立桜島中の鎌田典久校長を団長に、20校の生徒会代表ら中学2、3年生の男女20人と引率者の計24人が羽田空港経由の空路で来鶴した。

 初日の23日は鶴岡アートフォーラムで歓迎式があり、喜入中3年の春愛梨さん(14)が「鶴岡の歴史や文化、これまでの多くの人たちによる交流の歴史を学び、鹿児島の人に伝えていきたい」とあいさつ。鶴岡市の布川敦教育長が「鶴岡の中学生との交流を楽しんで鶴岡を身近に感じてもらい、これまでに先輩たちが培った友情を皆さんの後輩たちにつないでほしい」と歓迎した。一行はこの後、市役所に皆川治市長と尾形昌彦市議会議長を表敬訪問。国指定史跡の旧庄内藩校致道館を訪れ、藩校教育や薩摩藩と庄内藩、南洲翁と庄内との関わりなどを学んだ。

 24日は鶴岡市内の中学生22人と南洲神社(酒田市)や加茂水族館、南洲翁ゆかりの松ケ岡開墾場、出羽三山神社を訪れ、夜には旧庄内藩主酒井家第18代当主の酒井忠久さん、菅家第13代当主の菅秀二さんらとの交流夕食会に出席。25日は菅家や致道博物館の見学が予定されている。

庄内藩校致道館で鶴岡との交流の歴史を学ぶ鹿児島の中学生たち=23日
庄内藩校致道館で鶴岡との交流の歴史を学ぶ鹿児島の中学生たち=23日



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