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2024年(令和6年) 8月4日(日)付紙面より

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サッカーで広がる友情の輪 北海道・名寄市から少年団来鶴 藤島・羽黒地域の子どもたちと交流

 開拓を縁に鶴岡市と姉妹都市の盟約を結んでいる北海道・名寄市のサッカー少年団が3日、羽黒町の広瀬小学校グラウンドで鶴岡の子どもたちと交流試合を行った。

 一行は「名寄ピヤシリサッカー少年団」の小学生21人と指導者2人。2日に仙台空港経由で鶴岡に入り、名寄のゆかりの地・藤島地域の「湯の澤温泉 地蔵の湯」で交流会に臨んだ。

 交流試合には藤島と羽黒地域のスポーツ少年団の団員20人が参加。計6試合(8分ハーフ)を行い、熱戦を繰り広げた。午後は由良海岸に移動し磯遊びを楽しんだ。

 名寄市西小の倉田翔琉音(はると)君(6年)は「鶴岡の人たちから温かく迎えてもらい、うれしかった。名寄と比べるとやっぱり暑い」と笑顔を見せた。羽黒小の金内瑠珂(るか)君(6年)は「また名寄のみんなと対戦できる日を楽しみにしていた。これからも友情の輪を大切にしたい」と話した。

 4日は加茂水族館や東田川文化記念館を見学したり羽黒山の石段登りを体験する。最終日の5日は皆川治市長を表敬訪問し末永い交流を誓う。

 両市は明治33年、太田豊治氏を団長とする添川集落(現鶴岡市添川)の開拓団が名寄市の曙地区を開いた歴史的な背景をきっかけに交流が始まった。一時、コロナ禍の影響を受けたがサッカーやバスケ、バレーといった子どもたちを中心とした相互交流を続けている。2026年には鶴岡市で名寄市との姉妹都市盟約30周年記念式典を開く予定。

名寄のサッカー少年(左側)と交流し友情の絆を育んだ
名寄のサッカー少年(左側)と交流し友情の絆を育んだ



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