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2024年(令和6年) 8月9日(金)付紙面より

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英語で課題研究成果発表 酒田東探究科 3年生26グループ

 酒田市の酒田東高校(齋藤一志校長、生徒470人)で6日、課題研究を英語で紹介する「Presentation in English 2024」が行われ、探究科3年生80人がこれまでの成果を英語で発表した。

 同校では2018年度、課題を主体的に解決する「探究型学習」に重点を置いた「探究科」を開設。さらに23年度から5カ年、将来の国際的な科学技術人材の育成を図るため、理数系教育に重点を置いた研究開発を行う高校「スーパーサイエンスハイスクール」の指定を文部科学省から受けている。課題研究は、1年次後期に自らが2年次に取り組む研究テーマを設定し、2年次以降、数人のグループに分かれ自主的に学びを深めている。

 「Presentation in English」は、探究科の3年生がグループで調査・研究した成果を整理し、英語でプレゼンテーションを行うことによる英語のコミュニケーション能力向上が目的。この日は26グループが英文でまとめた研究成果をポスターやスライドで発表。視聴覚室で行われたスライド発表では、アドバイザーを担う国際教養大(秋田市)や東北公益文科大(酒田市)の教員らと、同校探究科2年生らが見守る中、午前と午後に代表4グループずつが発表した。午前は▽粉末によるダイラタンシー(せん断増粘性)(原題=Dilatancy with powders)▽チェックシステムがあれば、生徒は「宿題を忘れた!」と言えなくなります(同=With our check system,students won’t be able to say“I forgot to do my homework!”)▽マイエンザ(微生物活性酸素)は魔法の水!(同=Maienza is magic water!)▽外国人観光客に酒田を楽しんでもらおう(同=Let foreign tourists enjoy sakata)―の4テーマを全て英語で紹介した。

 このうち、地元住民が勧める観光地の魅力と、観光客が期待する魅力の認識の違いに着目したグループは、酒田港に寄港したクルーズ船乗客にインタビューを行い、酒田で訪れた場所や再び訪れたい場所などについて聞き取った調査結果を発表。「山居倉庫や玉簾(たますだれ)の滝など、オプショナルツアーに含まれているスポットは観光客にも好評で認識に違いはなかった一方、食文化についてはラーメン店巡りやせんべい作り体験など、ツアーに組み込まれていない食文化体験の方が魅力的だったという話が多くあり、認識に違いがあることが分かった」などと英語で述べた。各グループの流ちょうで堂々とした英語の発表に、拍手が送られていた。

酒田東高校探究科3年生が行った英語の研究発表
酒田東高校探究科3年生が行った英語の研究発表



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