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荘内日報ニュース


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2024年(令和6年) 8月9日(金)付紙面より

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被害概算額660億円超に 庄内・最上中心 過去最大規模の見通し 県内 大雨から2週間

 先月25日朝から翌26日未明にかけての記録的な大雨で庄内・最上を中心に甚大な被害が発生してから2週間が経過した。県議会議会運営委員会が7日午後に開かれ、県側が管理する道路や河川、上下水道など公共土木施設が約581億円、農林水産業の被害額と合わせ計約661億円に上ることを報告した。概算額のため今後増大する可能性がある。県内の風水害では、2022年8月に発生した大雨被害約477億円を大きく上回り、過去最大の被害額となる見通し。

 県の報告によると、県管理道路では、6日午前9時現在国道344号など34カ所で交通規制が行われ、全面通行止めは27カ所。県管理河川では22河川36カ所で被害が確認されており、越水3河川3カ所、溢水18河川28カ所、破堤が2河川5カ所。上下水道では、断水が酒田市中野俣、大沢、常禅寺、麓の各地区と鮭川村で発生し、中野俣地区は既に復旧しているものの、常禅寺、麓地区は11日までに、大沢地区では今月末までにそれぞれ復旧見込み。最も難航している鮭川村芦沢地区ではいまだ復旧の見通しが立っていない。


農林水産80億円に増

 農林水産業の被害については、県が2日に示した60億円から調査などが進み、20億円増の約80億円となっている。庄内地方では鶴岡、酒田、庄内、遊佐の4市町で水稲・大豆、野菜のほ場、花きなどのビニールハウスに冠水・浸水や土砂流入が発生。酒田市特産の和梨「刈屋梨」でも冠水・浸水被害などがあった。同市竹田のカントリーエレベーターも浸水被害が出た。

 人的被害は死者3人、軽傷1人。全壊、半壊、一部損壊、床上・床下浸水の住宅被害は16市町村で計1144棟。庄内地域では鶴岡市104棟、酒田市288棟、三川町15棟、庄内町45棟、遊佐町312棟。避難者数(6日午前9時現在)は県内14カ所に230人で、庄内関係は酒田市93人、庄内町2人、遊佐町26人となっている。



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