2024年(令和6年) 8月25日(日)付紙面より
ツイート
日本高校野球連盟(寶馨会長)は23日、「第13回BFA U―18アジア選手権」(9月2日~、台湾・台北)に出場する日本代表選手を発表した。本県からは甲子園大会で投打に活躍した鶴岡東高の櫻井椿稀投手(3年)が選出された。
櫻井投手は第106回全国高校野球選手権大会の1回戦(大会5日目、11日)で聖光学院(福島)打線に9回116球、無四死球、1失点で完投。多彩な変化球で凡打の山を築き、打撃では2安打2打点と活躍し初戦突破の原動力となった。
続く2回戦(大会9日目、15日)でも先発し、強打の早稲田実業(西東京)相手に延長10回を投げ切り9奪三振1失点と好投。タイブレークの末0―1で惜敗したが、投打にわたる活躍は高い評価を得た。
代表メンバーには東海大相模(神奈川)の左腕・藤田琉生投手や報徳学園(兵庫)の右腕・今朝丸裕喜投手、高校通算64本塁打を誇る早稲田実業の宇野真仁朗内野手など18選手が名前を連ね、櫻井投手は8人の投手陣の1人に選ばれた。メンバーは24日から大阪市近郊で行われている国内合宿を経て、台湾でのU―18アジア選手権に臨む。
U―18アジア選手権は9月2~8日の日程で行われる。オープニングラウンド(予選リーグ)はA、Bの2グループに分けられ、日本はグループBに入った。スーパーラウンド(決勝ラウンド)進出を目指して同グループのフィリピン、香港、スリランカと激突する。スーパーラウンドは両グループの上位2チームが計4試合(1チーム2試合)を行い、3位決定戦と決勝は8日に行われる。
県高野連を通じて櫻井投手は「このような大きな舞台でプレーできることに感謝の気持ちを持っている。内、外角に投げ分けるピッチングを生かし、良い試合の流れをつくってチームの勝利に貢献したい。日本代表として全力で戦う」とコメントを発表した。
また、県高野連の大場卓也理事長が代表チームの総務委員に選ばれた。各選手の生活指導やスケジュール管理など総務全般を担い、チームに帯同する。