2024年(令和6年) 8月30日(金)付紙面より
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酒田市の酒田光陵高校(藤田雅彦校長)の生徒・教員有志が今月1―22日まで4回にわたり、同市の離島・飛島で家電製品の点検や修理などのボランティア活動を繰り広げた。
同校有志の活動は、飛島に老朽化などにより電気火災の心配がある家屋があることから、2021年度に電気周りの修繕ボランティアとしてスタート。以来、回を重ねるうちに徐々に参加者も増えた。
今年は今月1、2、8、22日の4回にわたり実施。学科にかかわらず1―3年生の生徒と教員有志が計80人参加した。
活動では第2種電気工事士の資格を持つ電気電子科の生徒らが、一般家庭などの照明のLED化、コンセントやテレビアンテナの修理、電気配線の整理など電気工事を担当。専門資格を持たない生徒らは津波避難路の除草や清掃活動に汗を流した。
4回とも参加した佐藤遥希さん(17)=電気電子科3年=は「先輩たちの活動を見て、2年生のときに初めて参加した。修理した電気器具がきちんと動作し、住民の方に喜んでもらうととてもうれしい。取得した資格の実践経験を積むこともできるので自分自身の力にもなる」と話していた。