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荘内日報ニュース


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2024年(令和6年) 9月22日(日)付紙面より

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勝利をつかめ!!アランマーレ SVリーグ女子酒田で出陣式 酒田でホーム開幕戦 10月18、19日連戦

 来月に開幕するバレーボール国内トップリーグ「2024―25大同生命SVリーグ」に挑む、プレステージ・インターナショナルアランマーレ(アランマーレ山形)の出陣式が20日、酒田市のル・ポットフーで開かれ、選手らがさらなる活躍を誓った。

 14チームが参戦するSVリーグ女子は10月12日(土)に開幕。レギュラーシーズンは25年4月までホーム&アウェー方式で実施し、各チームが44試合を行う。上位8チームが同下旬のチャンピオンシップ(トーナメント方式)に進出する。

 SVリーグ女子での必勝を期して開かれた出陣式では、出席者約60人の拍手の中、選手・スタッフが入場。プレステージ・インターナショナルの玉上進一社長は「アランマーレはこれまで挑戦を重ねてきた。SVリーグに向け出陣式ができることをうれしく思う。広く県民に感動を与え、喜んでもらえるチームになるよう頑張っていく」と述べた。

 懇談、新体制発表に続き北原勉監督が「新スローガン『NEO Aranmare』の下、日本人選手の巧みさと外国人選手のダイナミックさを融合させた試合を展開したい。引き続き支援・応援を」、木村友里主将が「今季こそ必ず勝利をつかみ取りたい。会場で一緒に戦いましょう」とそれぞれあいさつ。出席者全員で記念写真に収まった。

 アランマーレ山形の初戦は、福島トヨタクラウンアリーナ(福島市)でのデンソー戦。ホーム開幕戦は10月18日(金)で、翌19日(土)にかけて酒田市のINPEX酒田アリーナ(国体記念体育館)でPFUと連戦。11月23(土)、24(日)の両日はつるしんアリーナ小真木原(鶴岡市)でも試合を行う。

壇上に勢ぞろいし必勝を誓うアランマーレ山形のメンバーたち
壇上に勢ぞろいし必勝を誓うアランマーレ山形のメンバーたち


2024年(令和6年) 9月22日(日)付紙面より

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家康公検定に挑む 鶴岡地区 小学生から80代56人

 徳川家康公生誕の地・愛知県岡崎市の「一般社団法人徳川家康公に学ぶ会」(代表理事=大林市郎岡崎商工会議所会頭・岡崎信用金庫最高顧問)主催の「家康公検定2024」が21日、同市や鶴岡市など全国5会場で行われた。昨年に続き鶴岡会場となった荘内神社参集殿では県内各地や宮城県、新潟県、首都圏の小学生から80代までの56人が受検。合格を目指し、家康公と江戸時代に関する問題に取り組んだ。

 戦国乱世を収め天下泰平の世の礎を築いた家康公の偉業を顕彰し、家康公に学ぶ機会を提供しようと、同学ぶ会が公益財団法人徳川記念財団(東京、理事長・徳川家広徳川宗家19代当主)と共に2010年から、テーマを変えて実施。13回目の今回のテーマは「大御所時代の家康公―家康公が築いた平和の仕組み」。受検者には事前にテキストとなる副読本が郵送された。

 検定は試験時間90分でテーマに沿った四択問題100問を出題。11月1日に結果が発表され、70問以上正解者に、合格証と記念ピンバッジ、受検者全員にオリジナルのマフラータオルが贈られる。歴史が好きで申し込んだという酒田市の小学6年の男児は「副読本はちょっと難しかったけど内容が面白くて、夏休みに勉強した。合格するかどうか、半分ぐらいは自信がある」と話し、大人たちに交じって問題に向かっていた。

 徳川四天王筆頭で旧庄内藩主酒井家初代・酒井忠次公の縁や、岡崎信金と鶴岡信用金庫(佐藤祐司理事長)との連携・交流を基にして昨年、鶴岡会場で初の検定が実現した。

昨年に続いて鶴岡で実施された「家康公検定」=荘内神社参集殿
昨年に続いて鶴岡で実施された「家康公検定」=荘内神社参集殿


2024年(令和6年) 9月22日(日)付紙面より

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江戸の下町 檜細工師の粋 致道博物館 三浦さんのミニチュア作品一堂に

 長屋や湯屋、呉服店など江戸の下町の建物を精巧なミニチュアで表現した当別企画展「手のひらに、江戸 檜(ひのき)細工師 三浦宏の粋」が21日、鶴岡市の致道博物館で始まった。檜職人の確かな技術で作られたミニチュアの建物からは、江戸下町の暮らしが伝わってくる。

 檜細工師の三浦宏さん(1926―2019年)は生前、鶴岡市立藤沢周平記念館の企画展へ4回にわたって作品を貸し出しており、鶴岡市を訪れたこともある。そうした縁から今回、三浦さんにとって庄内では初の個展開催が決まった。

 致道博物館側が三浦さんの長女で作品を管理している佳子さん(55)=東京都台東区=へ「可能な限り出品数を多くしたい」と申し出たところ、三浦さんの個展では過去最多となる100点超が集まった。

 メインのミニチュアは長屋や湯屋(現代の銭湯)、呉服屋などで、10分の1サイズと20分の1サイズを出展。江戸の人々が旅先で宿泊した旅籠や、居酒屋の元になった「めし屋」など、当時の文化や庶民の暮らしが伝わってくるミニチュア建物も飾られた。床の間や長屋の薄い布団、徳利など建物内部や生活道具も忠実に再現されており、雨戸や障子が閉まるほど緻密な作り。このほか釣り船や火消しのまといのミニチュアも多数展示された。

 佳子さんは「1つの会場に父の作品がこれほどそろったことはない。縮尺の違いや作品のボリュームなどを見ながら、江戸下町の世界に迷い込んだ気持ちになって楽しんでもらえれば」と話していた。

 展示は11月11日(月)まで。来月20日(日)は荘内神社参集殿で記念講演会が行われ、江戸東京たてもの園の市川寛明園長が講演する。また、11月3日(日)は致道博物館で午前10時と午後2時の2回にわたり日本人形文化研究所の林直輝所長によるスペシャルトークが開かれる。問い合わせは同館=電0235(22)1199=へ。

   ※    ※

 三浦宏さんは1926(大正15)年、東京・浅草生まれ。家業の「三浦風呂製作所」を継いで檜風呂や手おけなどを製作した。木製風呂の需要減少に伴い風呂おけ以外の製品作りを試行錯誤する傍ら、子どもの頃から親しんできた和船のミニチュア製作を始めた。

 1980(昭和55)年、人形師の辻村寿三郎氏(故人)による「吉原展」の開催に当たり、三浦さんへ鼓楼「三浦屋」のミニチュア製作が依頼された。完成したミニチュアは3メートル四方に及び、その精巧さで大きな話題となった。これを機に、三浦さんは江戸期の家屋や船などの製作に力を入れるようになり、2019(令和元)年92歳で亡くなるまで建物だけで100点超のミニチュアを作った。

「1つの会場にこれほど多くの父の作品が展示されたことはない」と語る長女の佳子さん
「1つの会場にこれほど多くの父の作品が展示されたことはない」と語る長女の佳子さん


2024年(令和6年) 9月22日(日)付紙面より

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光陵高生 泥かき出しに汗 酒田市大沢地区 建設業協酒田青年部と活動

 7月の記録的大雨で被害を受けた酒田市大沢地区で19日、酒田光陵高校(藤田雅彦校長)の生徒有志と県建設業協会酒田支部青年部会(富樫繁之部長)が協力し災害ボランティアに従事。声を掛け合いながら泥のかき出しに汗を流した。

 被害の甚大さを受け、同校では授業を活用して定期的にボランティアに参加している。この日は環境技術科60人が参加、普段から授業や会社見学などで同科と交流のある建設業協会の青年部18人と共に活動した。

 市災害ボランティアセンターが設置されている市八幡タウンセンターでのマッチングに続いてバスで現地に移動し、近くを流れる荒瀬川の氾濫で民家に流れ込んだ泥を取り除く作業に当たった。日差しが強く照り付け気温も上がる中、生徒たちは畳の上で固まりになった状態の泥や、倉庫内にある大型農機具にかぶった泥を互いに声を掛け合いながら次々と運び、全身が泥で汚れるのも構わず懸命に作業に励んでいた。

 参加生徒の一人、佐藤修也さん(17)=3年=は「ニュースで見てはいたが、実際に目の当たりにして被害の大きさと現状に驚いた。水を含んだ泥が重くて運ぶのが大変だったが、役に立てて良かった。これからも協力できることがあれば取り組んでいきたい」と。共に作業した富樫部長は「実際に作業をして人手の足りなさを実感している。高校生の頑張る姿を見て、一般ボランティアに参加する人が増えてくれたら」と話した。

土砂撤去作業に取り組む光陵高生たち
土砂撤去作業に取り組む光陵高生たち


2024年(令和6年) 9月22日(日)付紙面より

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豪雨での車水没危険性再確認 警察官殉職胸に庄内3署合同研修

 豪雨災害の警備対応研修会が20日、鶴岡警察署で開かれた。庄内3警察署の署員と機動隊庄内分駐隊員合わせて約50人が参加。一般社団法人日本自動車連盟(JAF)山形支部の野川智伸さん(52)を講師に大雨で車が水没する危険性について知識を深めた。

 今年7月の豪雨災害で救助要請を受けた警察官2人がパトカーごと流されて殉職した。研修会は気候変動で豪雨災害が多発する中、危険箇所の交通誘導や住民の避難誘導など災害警備の的確な対応を身に付けようと野川さんを講師に招いた。

 講話で野川さんはJAFが実施した冠水道路の走行実験の動画を紹介した。その中で野川さんは「実験ではセダンタイプでも、車高が高いSUV車でも水深60センチでエンジンに水が入って止まり水圧でドアが開かなくなった。冠水した道路は迂回(うかい)するか、立ち入らないことが大切」と解説した。

 「VRゴーグル」を着けて車が浸水する状況を疑似体験した鶴岡署員(24)は「冷静沈着に対応しても実際にはパニック状態になると思う。何もできず、水に沈んでいくような怖い思いがした」と感想を話した。

 研修ではこのほか、冠水した道路に立ち往生した車のけん引方法などについても学んだ。

「もうここまで水が来ている。どうすることもできない」―。VRゴーグルで疑似体験する鶴岡署員
「もうここまで水が来ている。どうすることもできない」―。VRゴーグルで疑似体験する鶴岡署員



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