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2024年(令和6年) 9月24日(火)付紙面より

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鹿児島の青年たち来鶴 兄弟都市で研修と交流

 鶴岡市と兄弟都市の盟約を結ぶ鹿児島市の青少年団体リーダー研修の一行が20日来鶴し、市内視察や鶴岡の青年たちとの交流会などを通して兄弟都市への理解を深めている。

 両市は戊辰戦争(1868―69年)をきっかけとした薩摩の西郷隆盛(南洲)翁と庄内の菅実秀(臥牛)翁の「徳」の交わりを縁に、1969(昭和44)年に兄弟都市の盟約を締結。以後、中学生や青年団体の国内研修事業などで相互交流している。

 今回来鶴したのは、鹿児島市のスポーツ少年団指導者協議会の福永俊介さん(39)と勤労青少年ホーム利用者友の会の市來麻妃(いちきまい)さん(39)の研修生2人と、市教育委員会の担当者1人の計3人。22日までの2泊3日の日程で、庄内藩校致道館、松ケ岡開墾場、致道博物館、酒田市の南洲神社などを訪れ、藩校教育や戊辰戦争の歴史、庄内地域に残る南洲翁の功績などに触れて研修。青年交流で鹿児島市に派遣された鶴岡市民でつくる庄鶴鹿維(しょうかくかい)のメンバーとの交流もあり、歓迎会や鹿児島など南九州地方から伝わったともされる灰汁(あく)を使った笹巻作り体験などもある。

 初日は羽田空港経由の空路で庄内入りし、最初の研修先として鶴岡市家中新町の菅家を訪問。現当主の秀二さん(78)から南洲と臥牛両翁の心の交わりや旧庄内藩士たちが編んで全国を回って広めた「南洲翁遺訓」の成り立ちなどを聞き、実秀翁に贈った南洲翁直筆の書を見学。鹿児島と鶴岡の交流の深さに触れていた。この後、市役所で皆川治市長を表敬訪問した。

 今年は兄弟都市盟約55周年に当たり、11月に鶴岡で記念式典が開かれる。

菅家を訪れ、当主の秀二さんから南洲翁が臥牛翁に贈った直筆の書の説明を受ける研修生=20日
菅家を訪れ、当主の秀二さんから南洲翁が臥牛翁に贈った直筆の書の説明を受ける研修生=20日



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