2024年(令和6年) 9月25日(水)付紙面より
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庄内交通(本社・鶴岡市錦町、村紀明社長)主催の「庄内交通バスまつり2024」が23日、鶴岡市のエスモールで行われた。大勢の家族連れが足を運び、運転席への乗車体験やバスとの綱引きなどイベントを楽しんだ。
「全国バスの日」(9月20日)に合わせ、多くの人からバスに親しんでもらうとともに、バスの利用促進につなげようと同社が毎年イベントを企画している。今年から「バスまつり」の名称が付いた。
メイン会場のエスモール正面駐車場には赤色のノンステップバスをはじめ、一昨年10月に運行を開始した市内循環バス、東京や仙台を往復する高速バスなどが展示された。いずれも乗車体験ができ、大勢の子どもたちが運転席に座って普段見ることのない景色に目を丸くした。両親と妹の家族4人で訪れた齋藤瀬碧(せあ)君(5)は「家の車よりずっと大きくて楽しかった」と笑顔で話した。また、約9トンのノンステップバスとの綱引きや高速バス「夕陽号」型ペンケースの限定販売も行われ、家族連れでにぎわった。
施設内のヒカリの広場ではバスのぬり絵コーナーや昔のバス写真展が設けられた。致道館高校の地域活性化ゼミを受講している2年生7人がボランティアスタッフとして参加し、来場者にペーパークラフトやバス時刻表を配布した。
このほか同時開催の「はたらくくるま展」ではパトカーや救急車、消防車が展示され、こちらも家族連れでにぎわった。