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2024年(令和6年) 11月12日(火)付紙面より

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鶴岡ごはん日本一決勝大会 松浦さん(鶴岡市大半田)のつや姫最優秀 ファイナル100人食味審査

 第3回鶴岡ごはん日本一決勝大会が10日、鶴岡市藤島体育館で行われた。一般と特別審査員100人余りの食味投票の結果、最優秀賞は41票を獲得した松浦篤さん(35)=鶴岡市大半田=が輝いた。2位の優秀賞は32票の押井極さん(29)=同市箕升新田、3位の優良賞は同じ32票だが食味測定の差で前田恭輔さん(34)=同市丸岡=が入った。3人はいずれも鶴岡市の若手農家で、県産ブランド米「つや姫」を出品。大会3回目でつや姫が初めて最優秀賞に選ばれた。

 県内在住で49歳以下の若手農家を奨励し、全国を代表する米どころ鶴岡をアピールしようと実行委員会(齋藤久実行委員長)が2022年に初めて開催。今年は庄内の5市町をはじめ南陽市や河北町、村山市など内陸から稲作農家50人がエントリーした。分析機器で「水分」「食味スコア」「タンパク」「アミロース」などを測定する1次審査、庄内在住の料理人による2次審査を経て、残った8人が決勝大会に進んだ。

 この日の決勝大会ではファイナリストがそれぞれ自慢の新米を出品。同じ基準で炊いて会場に集まった老若男女の一般審査員と、前年優勝者など特別審査員4人が「一番おいしい」と思ったご飯に投票した。

 結果発表ではANA庄内ブルーアンバサダーの九鬼江実さんが入賞者の首にスカーフを巻いて知らせた。最優秀賞には松浦さんのつや姫が選ばれ、齋藤実行委員長から表彰状と新車の軽トラックが贈られた。

 就農15年目でつや姫は10年ほど前から作っているという松浦さんは「地域の皆さんと家族のおかげで取れた賞。粒の張り、食感が例年より良く、最終審査まで残ればもしかしたら、と思っていた。今夏の高温対策に苦労したが最優秀賞に選ばれて報われた」と喜びを語った。

最優秀賞の松浦さん(中央)、優秀賞の押井さん(左)、優良賞の前田さん。上位を鶴岡市在住の若手農家が独占した
最優秀賞の松浦さん(中央)、優秀賞の押井さん(左)、優良賞の前田さん。上位を鶴岡市在住の若手農家が独占した



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