2024年(令和6年) 11月14日(木)付紙面より
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三川町の東郷小学校(大山浩司校長、児童141人)で12日、「防災朝会」が行われた。酒田河川国道事務所の職員が体育館に集まった全校児童に多発する豪雨災害から命を守る適切な行動を伝えた。
防災朝会は、授業が始まる前に自然災害の知識や心構えについて認識を深めてもらおうと同事務所が2018年に始めた。文部科学省の「防災教育」の一環で、これまで13小学校、合わせて約2000人の児童が参加した。
この日は流域治水課の職員が同校を訪れ、三川町内を流れる赤川が氾濫したらどうなるか、洪水ハザードマップを示して浸水するエリアや水の深さについて説明した。
職員は「今年7月、酒田と最上地区で死者が出る豪雨災害が起きた。温暖化による気候変動が進み、各地で水害が多発している。いつどこで起きるか分からないので、早めに避難する意識を身に付けましょう」と子どもたちに呼び掛けた。