2024年11月21日 木曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2024年(令和6年) 11月14日(木)付紙面より

ツイート

春が楽しみ チューリップ球根植え 市民延べ100人ボランティア いこいの村公園

 鶴岡市の「いこいの村公園」チューリップ園で6日から10日にわたり、チューリップの球根植え付け作業が行われた。市民を中心にボランティア延べ100人ほどが参加し、来春に向けて丁寧に約100品種2万球の球根を植えた。

 チューリップ園は庄内の春の風物詩として長く親しまれてきたが、2016年度に旧いこいの村庄内の閉鎖に伴い植え付けを休止。その後、市民有志でつくる「庄内チューリップ倶楽部」(中村恵二代表)を中心とする市民ボランティアの協力で、20年に一般公開を再開した。今春は2ヘクタールの園内で約3万球の色とりどりのチューリップが咲き誇り、多くの来園者を楽しませた。

 公開再開当初は同倶楽部のメンバー約30人が作業を担ってきたが、会員の減少や高齢化で作業や園の維持が困難となった。そこで、いこいの村公園を管理する鶴岡市を通じて、チューリップ園の維持に協力してくれる団体や個人を募集。さまざまな方面からボランティア参加の応募があった。

 園の維持には初夏の球根掘り上げと天日干し、夏にかけての球根の皮むきと根切り、秋の畝(うね)立てと植え付けの穴開け、植え付けなどの作業が必要。今年6月の球根掘り上げ作業にはボランティア約40人が参加した。

 球根の植え付け作業は6、9、10日の3日間に分けて行われ、県庄内郵便局長会・夫人会や地元企業、JA鶴岡、鶴岡高等養護学校などのほか、一般は市民のほか東根市など内陸からも参加があった。

 最終日の10日は市民や市職員など15人が参加。いこいの村公園西側のチューリップ園に続く小道沿いへ約5000個を植えた。中村代表がくいで開けた穴に1つずつ球根を入れ、「きれいに咲いてね」と声を掛けながら土をかぶせた。球根植えに初めて参加したという市内の金内千津さん(65)は「たくさんの知識を教わり、みんなと一緒に作業したので楽しかった。毎年チューリップを見に来ており、来春が楽しみ」と話していた。

 チューリップは来年の雪解けごろに発芽し、早生品種は4月半ばに咲き始める。シーズンになると色とりどりのチューリップが回廊となって来園者を出迎える。

ボランティアの市民がチューリップの球根を植えた
ボランティアの市民がチューリップの球根を植えた



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field