2024年(令和6年) 11月15日(金)付紙面より
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庄内町ぷちキッズモダンバレエサークルの発表会が10日、同町の響ホールで開かれ、幼児から一般までのメンバーが独創的なモダン・ダンス・バレエを披露した。
2007年に指導者の富樫希江さんらが立ち上げ、翌08年に響ホール事業推進協議会育成団体に。バレエの基本的な美しい動きを大切にしながら、自由で独創的な表現も含めた現代的なダンス表現の習得に励んでいる。現在は3歳児から一般の29人が活動。
町芸術祭参加の第17回発表会は、ファンファーレを合図に今夏のしょうない氣龍祭で披露した「スウィンギン・ヴィバルディ」の群舞で幕開け。第1部では、小学6年生たちが剣を手に華麗に踊る「剣の舞」、幼児や小学低学年がプードルに扮(ふん)したかわいらしい「そらのこいぬ」などの小作品が続いた。小5から高3による自作作品メドレーでは、選曲や振り付けなど全て自分たちで創り上げたもので、それぞれの個性がステージにあふれた。
第2部では、トーシューズのバレエ作品「トルコ行進曲」や社会人メンバーによるモダン作品を披露。精鋭16人が木星をバックに舞う「組曲惑星作品32~木星~」は、壮大な舞台が聴衆を引き込んだ。フィナーレはメンバー総出で「シンデレラ」の物語を華やかに表現し、会場は盛大な拍手と声援に包まれた。