2024年(令和6年) 11月19日(火)付紙面より
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鶴岡市の鶴岡工業高等専門学校(太田道也校長)主催「親子で楽しむ科学フェスタ2024」が16日、同校で開かれ、幼児から中学生の子どもと保護者が、さまざまな実験や工作体験を通して科学の不思議さやものづくりの楽しさに触れた。
体験型イベントとして毎年実施し、今年で25回目。子どもたちに大人気で、昨年より90人増やし定員630人(保護者を含む)で先月下旬に参加を募ったところ、開始から4日で定員に達した。庄内5市町から小学生を中心に185組の参加申し込みがあった。
毎年人気のロボットアームを操作してお菓子を取る体験をはじめ、手回し発電機で手作りのモーターを回して電気と磁力の力を知ったり、プラスチックに代わる天然素材として米ぬかを用いて電子レンジのマイクロ波加熱でフォークを作ったりするなど7種類の体験・実験コーナーが教室ごとに設けられ、教員や学生の説明と補助で楽しんだ。
子どもたちは目をきらきらさせ、「次の教室では何が起きるの」といったわくわく感いっぱい。異なる成分の液体でカラフルな「人工イクラ」を作る実験では化学の基礎に触れた。両親と妹2人の家族5人で参加した渡前小4年の杉崎瑠也君(10)は「実験や不思議に思えることが大好き。人工イクラは液体に入れた瞬間にきれいな色の丸い球ができ、びっくりした。理科が好きなので、鶴岡高専に入ってもっと勉強したい」と元気に話していた。