2024年(令和6年) 11月26日(火)付紙面より
ツイート
出羽三山神社(阿部良一宮司)の新嘗祭(にいなめさい)が23日、羽黒山頂の三神合祭殿で行われた。
その年の実りに感謝する新嘗祭は、農作物の順調な生育を願う「御田植神事」(5月)、稲が花を咲かせる時期の「花祭り」(7月)に続く同神社の三大農耕神事の一つ。この日は阿部宮司が実りと国の安寧を願う祝詞を読み上げた後、神社の神職が「四歌」、巫女が「珍しや」という舞を奉納した。
合祭殿には県内外の崇敬者が参列。祭壇に玉串をささげ収穫に感謝するとともに会社の繁栄や家族の健康を祈願した。
新嘗祭が終わると、同神社は大みそかから元日にかけて羽黒山頂で行われる火祭り「松例祭」(国指定重要無形民俗文化財)の準備に入る。