2024年(令和6年) 11月28日(木)付紙面より
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県庄内地区羽越新幹線整備実現同盟会(会長・皆川治鶴岡市長)と庄内開発協議会(会長・矢口明子酒田市長)主催の「羽越本線風景写真コンテスト」の表彰式が26日、鶴岡市役所で行われた。酒田市若宮町二丁目の佐々木吉治さん(75)の「落ち鮎漁」が最高賞の同盟会長賞に輝き、同盟会長の皆川市長から賞状と記念品が手渡された。
羽越本線全線開通100周年を記念したコンテストで、県内外の17―96歳の48人から114点の応募があった。鉄道写真家の中井精也さん、土門拳記念館学芸員の王憶冰さんらが審査を行い、受賞作品3点、入選作品13点を決めた。
佐々木さんの作品は、2019年10月に酒田市本楯の日向川に架かる鉄橋で撮影した。鳥海山と投網の落ち鮎漁、鉄橋を通過する特急いなほ号を配し、これらの風景を映す日向川の水鏡など、多くの要素がありつつも、違和感なく一枚の写真に収めている点が高く評価された。
表彰を受け佐々木さんは「40年以上の写真歴で鉄道写真は10年ぐらいでまだまだ浅い方。記念のコンテストで最高賞を頂き、とてもうれしい」と話した。このほか中井精也賞に小林丈士さん(52)=鶴岡市、審査員特別賞に河野禎さん(66)=同=の作品が選ばれた。受賞・入選作品は30日―12月1日、三川町のイオンモールで展示され、その後は庄内地域5市町で巡回展示される。