2024年(令和6年) 12月3日(火)付紙面より
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酒田市を拠点にした社会人ラグビーチーム「ハーバーブラックス」の発足30周年記念交流試合・懇親会が30日、市内で行われ、交流のある県外チームメンバーを迎え、これまでの歩みを振り返るとともに、引き続きプレーを楽しみながら競技の普及・振興に努めていくことを誓った。
同チームは1992年に本県で開催された「べにばな国体」の際、同市がラグビー競技の会場となったことから、市職員を中心とした愛好者がその前年に生涯を通じてラグビーを楽しもうと結成した。
港町・酒田のチームをアピールするとともに、世界最強とされるニュージーランド代表の愛称「オールブラックス」から命名。当初は入会条件を30歳以上としていたが、現在はこの規定を撤廃し20―70代の愛好者約20人がボールを追いかけているほか、裾野拡大に向けて小学生を対象にしたタグラグビー教室を随時開催している。
コロナ禍の影響もあって3年遅れでの実施となり、市光ケ丘球技場で行われた交流試合には古くから交流のある東京北区ノーザンバッカス(東京都)と福島ラガー(福島県)から計21人を迎えた。あいにくの雨降りの中、赤パンツ(60歳以上)、黄パンツ(70歳以上)を含め老いも若きも一つのボールを追いかけ、相手のタックルを華麗なステップでかわして疾走、見事にトライが決まると大きな歓声が上がった。
場所を同市のル・ポットフーに移して行われた懇親会では、物故会員に黙とうをささげた後、ハーバーブラックスを代表し前会長の堀志朗さんが「40周年に向けて頑張っていきたい。引き続きお付き合いをお願いしたい」とあいさつ。市ラグビーフットボール協会(前田直己会長)の水落清理事長、県外両チームの代表が祝辞を述べ、記念品贈呈、乾杯に続きラグビー談義に花を咲かせて交流を深めた。
ハーバーブラックスは随時、ラグビーをやりたいというメンバーを広く募集している。問い合わせなどはチーム主将の星川さん=電090(3980)8533=へ。