2024年(令和6年) 12月3日(火)付紙面より
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鶴岡市湯田川の由豆佐賣(ゆずさめ)神社の境内が「湯田川の乳イチョウ」=県指定天然記念物=の落ち葉で一面、黄色いじゅうたんが敷き詰められたような光景を見せている。
神社参道のそばにそびえ立つ湯田川の乳イチョウは高さが37メートル、根回りは7・3メートル。枝から大きい「乳柱」が垂れ下がり、この名が付いた。雄株で実はつけない。1952(昭和27)年に県指定天然記念物に指定された。
12月の便りとともに枝の葉はほぼ散り、境内は真っ黄色に。由豆佐賣神社境内ならではの「冬」を告げている。地元・湯田川の人たちにとっては見慣れた師走の光景の一つ。ただ「参道が落ち葉で滑りやすいので気を付けて参拝してほしい」と呼び掛けている。