2024年(令和6年) 12月5日(木)付紙面より
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今年10月に群馬県高崎市の高崎アリーナで開かれた日本空手協会主催「船越義珍杯第16回少年少女世界空手道選手権大会」女子組手10歳の部で、同協会山形県本部酒田支部に所属する今井華選手(10)=富士見小4年=が準優勝した。今井選手は「世界大会で準優勝することができてうれしい。決勝で負けた相手に来年の全国大会でリベンジする」と次を見据え、意気込みを語った。
今井選手は、幼少時からスポーツ施設・クロスライン空手道教室(酒田市北新橋一丁目)に所属し、酒田支部長を務める齋藤力耶さん(同市小牧)らの指導で力をつけている。静岡県で8月に行われた同協会主催「文部科学大臣杯第66回小学生・中学生全国空手道選手権大会」の小学4年生女子組手で3位入賞し、世界大会への出場権を得た。
10月25日に行われた世界大会女子組手10歳の部には日本はもとより、ポーランドやチリ、オーストラリアなどの精鋭15人がエントリー。準決勝、決勝はいずれも日本人対決となり、決勝で今井選手はポイントを先取しながらも、あと一歩のところで涙をのんだ。
今井選手は2日夕、齋藤さん、保護者と共に酒田市役所を表敬訪問し、矢口明子市長に結果を報告。矢口市長は「世界で2番は素晴らしいこと。五輪種目としての復活も期待でき、けがのないよう体に気を付け、さらに上を目指してほしい」と激励した。