2024年(令和6年) 12月8日(日)付紙面より
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鶴岡市の東栄小学校(門崎由紀校長、児童63人)で6日、獅子踊りの引き継ぎ発表会が行われた。6年生12人が下級生に伝統の「獅子頭」をバトンタッチした。
東栄地区には「添川獅子踊り」と「東堀越獅子踊り」の2つが伝承されている。1993年に地区の伝統を受け継ぎ郷土愛を育もうと東栄小で獅子踊りを学習の中に取り入れた。6月の体育祭と12月の引き継ぎ式で全校規模の踊りを発表。4月の入学式には6年生が踊り、新1年生を迎えている。
この日は全校児童が保護者や地域の人たちを前に添川と東堀越の獅子踊りを披露した。引き継ぎ式で6年生から獅子頭を受けた5年生は「堂々と踊れるよう頑張ります」と意気込みを示した。
リーダー役の「頭(かしら)」を務めた添川の渋谷泰誠(たいせい)君(6年)は「今日は(6年生として)最後の踊り。練習より良くできたと思う。大人になっても舞う機会があれば頑張りたい」、東堀越の荻原純太郎君(6年)は「地域の伝統が絶えないよう、5年生から4年生、4年生から3年生へと受け継いでほしい」と話した。