2024年12月14日 土曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2024年(令和6年) 12月10日(火)付紙面より

ツイート

「みんなで集まろう」昼食楽しむ 引っ越し余儀なくされた住民交流会 大雨被害大沢地区

 今年7月の記録的大雨の影響で荒瀬川が決壊・氾濫し家屋に大量の土砂が流れ込み、避難中だった女性=当時(86)=が亡くなるなど特に被害が大きかった酒田市大沢地区。地区外に避難したり、引っ越しを余儀なくされ、離れ離れになった住民が一堂に集まる交流会「まだみんなだで、大沢さ集ばろぜ」が8日、大沢コミュニティセンターを会場に開かれ、改めて大沢に思いをはせた。

 今夏の記録的大雨で酒田市では、川の氾濫や土砂災害などで793棟の住宅に被害が出た。特に被害が大きかった大沢地区では住民の流出が著しく、地域コミュニティの維持が課題となる中、大沢コミュニティ振興会(後藤正一会長)は今回、「みんなで集まれる機会をつくろう」と、地区の農村RMO「大沢わぐわぐ未来協議会」、復旧・復興とより良い未来をつくるために活動する若者で組織する団体「酒田やわた未来会議(仮称)」などと共に交流会を企画した。

 この日は離れ離れになった住民100人余が参加。再会を喜び合いながら地区の女性グループ「大沢んめちゃんズ」(遠田恵美子代表、13人)が調理したカレーライスに舌鼓を打った後、地区で地域活性化に取り組む阿部彩人さん(44)=合同会社COCOSATO代表=が制作した被害の様子や復旧の状況を伝える映像が映し出されると真剣なまなざしで見入り、中には涙ぐむ人の姿も。この後、後藤会長、遠田代表らが被災の体験、これからの大沢などを語り合ったほか、酒田の歌姫・白崎映美さんらのステージショー、大沢清流太鼓の演奏も行われ、「つながり」を再確認し合った。

 これまで支えてくれた人たちに向け、交流会の模様は動画共有サイト「YouTube」で配信。後藤会長は「大勢から集まってもらい、ありがたい。復興に向けて動く行政・建設関係者、応援してくれるボランティアにも感謝。復興に突き進むしかないと思っており、頑張っていきたい」と話した。

再会を喜び合いながらおいしい食事に舌太鼓を打った昼食会
再会を喜び合いながらおいしい食事に舌太鼓を打った昼食会

交流会の模様は「YouTube」で配信
交流会の模様は「YouTube」で配信



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field