2024年12月15日 日曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2024年(令和6年) 12月11日(水)付紙面より

ツイート

庄内交通と鶴岡市 地域公共交通の国交大臣表彰 再編の市内循環バス利便性高める

 市内循環バスの大幅な拡充で地域公共交通の確保・維持に顕著な功績があったとして、庄内交通(鶴岡市、村紀明社長)と鶴岡市の2者連携の取り組みが、本年度の地域公共交通優良団体の国土交通大臣表彰に選ばれた。国交省が9日、発表した。16日に国交省本省で表彰式が行われる。

 庄内交通は2022年10月、市と連携して、高齢者の移動手段の利便性向上などを目的に、市街地を巡る路線バスを再編した。それまでの平日2コース12便から、土日曜祝日を含めた毎日の3コース48便へ運行を大幅拡大。バス停も58カ所から79カ所に拡充した。同時に、車両も中型バスから12人乗りの小型車両に変更し、住宅街でもスムーズに運行できるようにした。運賃は一律300円。運行に向け、市は事前の住民向け説明会や意向調査、高齢者割合が多いエリアの抽出などで連携し、利用促進に向け連携した。

 国交省は、利用が低迷する市内循環線を再編し、きめ細かな運行ルートの設定によって高齢者をはじめとする住民の利便性を向上させ、地域への積極的な利用促進の働き掛けなど、利用者を従前の約5倍に増やしたことなどを評価した。地域公共交通部門での大臣表彰は全国で5件が選ばれた。

 運行開始後、庄内交通には各方面から視察に訪れている。同社の村社長は「全国で5事例の一つに選ばれたことは、とても名誉なこと」と喜び、「運行開始から2年経過したが、利用者は伸び続けている。地域の住民だけでなく、インバウンドを含む観光客の利用も可能で、まだまだ伸びしろはある」と話した。皆川治市長は「利便性が大幅に向上し、市民生活を支える重要な足として定着している。今後も協働によって持続可能な公共交通網の構築に取り組んでいく」とコメントした。

路線の大幅な拡充で利便性を向上し、利用者が約 5 倍に増えている市内循環バス
路線の大幅な拡充で利便性を向上し、利用者が約 5 倍に増えている市内循環バス



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field