2025年(令和7年) 1月28日(火)付紙面より
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酒田市消防出初め式が26日、恒例の「酒田日本海寒鱈(かんだら)まつり」に合わせ同市の国道112号・旧マリーン5清水屋前で行われた。多くの市民が沿道で見守る中、市消防団(鈴木昭団長)の団員がはしご乗りや分列行進などを披露し、「火消し」の心意気を示すとともに、今年一年の無火災を祈願した。
消防団・職員260人はじめ約300人が参加。はしご車や支援車、救急車など車両9台が出動した。観閲に続き矢口明子市長が「昨年7月に発生した豪雨災害では、現場で人命を救助した団員もおり、昼夜を問わず市民の安心・安全のために尽力する皆さんに心から敬意を表する。これからも健康に留意し訓練を積み重ね、安全を期してほしい」と訓示。加藤鮎子衆院議員らが祝辞を述べた。
引き続き、市消防団はしご隊の男女隊員計5人がはしご乗りを披露。はしごの先端で体を反るようにバランスを取る「シャチホコ」、はしご側面で大きく手足を広げる「横大」などの妙技が決まるたび、沿道に詰め掛けた市民から大きな拍手が上がっていた。
最後は鈴木団長を先頭に徒歩・車両部隊が分列行進を繰り広げ、今年一年の平穏を祈念した。