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2025年(令和7年) 1月30日(木)付紙面より

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寒ダラ解体に歓声上がる 櫛引中で庄内浜文化伝道師講座 料理にも挑戦

 鶴岡市立櫛引中学校(佐藤大吾校長、生徒115人)で27、28の両日、庄内浜文化伝道師講座が行われた。伝道師たちが同校を訪れ、旬の寒ダラ(マダラ)の解体を披露するとともに、切り身やタラコを使った料理に中学生が挑戦した。

 庄内浜で水揚げされる地魚や食文化、調理方法などを学び、古里の魅力を再発見してもらおうと同校が県庄内総合支庁水産振興課の協力を得て実施した。

 2日目の28日は2年生26人が参加。庄内浜文化伝道師はブランブラン・ガストロパブ(鶴岡市末広町)オーナーシェフの五十嵐督敬さん、ゆらまちっく戦略会議(鶴岡市由良自治会)の齋藤勝三会長など4人が同校を訪問した。

 調理は五十嵐さんが担当し、タラは地元由良漁港で水揚げされたばかりの8・7キロの雌が用意された。五十嵐さんがタラの腹に包丁を入れ、内臓を取り出すと女子生徒の間から悲鳴のような声が起こる一方、胃を開くとエビやイカが見つかり、目の当たりにした男子生徒が「おおっ、すごい」と歓声を上げていた。

 身を三枚におろす間、五十嵐さんが「家で魚をさばくことはある?」と生徒たちに質問。生徒たちは「切り身を買ってくることが多いよね」と顔を見合わせながら答え、笑い声が上がるなど和気あいあいとした雰囲気で講座が進んだ。

 その後、五十嵐さんが切り分けた身でソテー、タラコを使ったスパゲティを作り、「万能だしは日本酒が入っているので、しっかり火を入れよう」「切り身は皮の部分からしっかり焼くと香ばしくなる」など調理のポイントを生徒たちに伝えた。完成品を味見した生徒たちは「ホワイトソースがとても合う」「タラコの味がはっきり分かる」と“食レポ”した。

 タラの解体を見学した前田奏翔さん(14)は「タラの骨を切る際に感じたことのないような音が聞こえて驚いた。普段料理しないのでソテーやスパゲティがうまくできるか不安」と話していた。

寒ダラの解体を見学する生徒たち。腹に包丁が入ると「わーっ」と声が上がった=28日
寒ダラの解体を見学する生徒たち。腹に包丁が入ると「わーっ」と声が上がった=28日



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