2025年(令和7年) 2月1日(土)付紙面より
ツイート
三川町の東郷小学校(大山浩司校長、児童141人)で30日、伝統のたこ揚げ行事が行われた。3年生から6年生までが参加し、寒風が吹く中でたこ揚げに挑戦した。
同校では毎年秋ごろから児童たちが図工などの時間を使って、たこの図柄のデザインを練り、和紙や竹の骨組みを材料にしてオリジナルたこを制作している。本年度は1月24日ごろに完成した。
この日は北西の風が吹き付けるまずまずのコンディション。3年生からグラウンドに出て、教員や保護者から上手に揚げるこつを聞きながらたこ揚げに挑戦した。2人一組でたこの持ち主が糸を引っ張り、ペアがたこ本体を掲げる方式でグラウンドを走り回りながらたこを風に乗せた。
中には何十メートルも上空に高々と揚げる児童がいる一方、たこのバランスを取ることが難しく、少し揚がってはきりもみ回転しながら墜落するなど苦戦する児童も。また、隣のたこと糸が絡まって大騒ぎする場面も見られた。
たこの大きさは3―5年生が縦50センチ、横40センチのサイズで、6年生は一回り大きいものを制作。たこ絵は「2025」の数字を入れたものが多く、思い出のキャンプファイヤーや大勢で食べに行ったラーメン店の風景など個性的な図柄があった。
5年の大沼直叶君(11)は「今日は強い風が吹いているのでうまく飛びそう。冬の季節が終わったら家に飾ろうかな」と話していた。