2025年(令和7年) 2月1日(土)付紙面より
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鶴岡書道会(山本良伸会長)の「第35回田川地区幼・小・中・高書初め書道展」が31日、鶴岡アートフォーラムで始まった。「伝統を守る」「明るい心」など各校、各学年の課題を書き上げた子どもたちの作品約900点がずらりと飾られ、初日から多くの保護者などが会場に足を運んだ。
書道教育の普及と振興を図るため毎年この時期に開催している。今回は鶴岡田川地区の幼児、小中高生合わせて約900人が出品した。小中学生は毛筆による半紙と書き初め用紙の作品が中心で、小学生低学年による硬筆で書いた作品も寄せられた。同会で審査し、最高賞の鶴岡書道会賞や奨励賞など特別賞175点と特選、金賞、銀賞の各賞を決めた。
課題は授業や部活動で取り組んだものが多く、「お正月」や「旅立ちの春」など新春らしい題材が並んだ。会場に訪れた保護者などが「あった、あった」とわが子の作品を見つけ、スマートフォンなどで撮影する姿も見られた。
山本会長は「特別賞に選ばれた作品は、いずれも自信を持って書いているものが多い。筆を止めるところ、動かすところをしっかり分け、勢いが文字に表れている」と話していた。
展示は2月2日(日)まで。時間は午前10時―午後5時。入場無料。