2025年(令和7年) 3月16日(日)付紙面より
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スポーツ庁が主催する「第4回Sport in Lifeアワード」自治体部門で優秀賞を受賞した酒田市スポーツ推進委員会(堀俊一会長)が14日、酒田市役所を訪れ、矢口明子市長に受賞を報告した。
アワードはスポーツ庁の表彰制度。国民のスポーツ参加の機会を創出し、同庁が提唱する「生活の中にスポーツを」の実現を目指す優れた取り組みを企業、団体、自治体の3部門で表彰している。今回は3部門計73団体から取り組みが寄せられ、最優秀賞1団体、優秀賞7団体が選ばれ、今月5日に東京都港区の東京ポートシティ竹芝で表彰式が行われた。
自治体部門優秀賞を受けた同委員会の「図書館でニュースポーツ体験」は、酒田駅前交流拠点施設「ミライニ」内にある酒田市立図書館で、書架間の小スペースを使い、本を借りるついでにモルックやボッチャを体験する取り組み。ミライニの協力で2022年9月から始まり、その後6月―翌年3月まで月1回行われている。図書館利用者のお年寄りや子育て世代など約20―40人が参加している。
この日は堀会長やミライニの佐藤志織副所長ら5人が市役所を訪れ、矢口市長や赤坂宜紀教育長らと懇談。堀会長は「最初は図書館でスポーツをしていいのかと思ったが、多くの人の協力で優秀賞を頂くことができた。今後も活動を続け、子どもがスポーツを始めるきっかけをつくれれば」と話し、矢口市長は「皆さんの前向きな思いが受賞につながった。酒田のPRにもなったと思う。ありがたいこと」と応じた。