2025年3月28日 金曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2025年(令和7年) 3月16日(日)付紙面より

ツイート

元気で帰ってきてね 鶴岡市板井川 水無川 園児と地域住民サケの稚魚放流

 鶴岡市板井川の水無川(一級河川)で14日、近くのくしびき南部保育園の園児や地域住民によるサケの稚魚放流事業が行われた。子どもたちの「元気で帰ってきてね」の声を受け、約20万匹の稚魚が旅立った。

 この日は同保育園の年長組7人と市、枡川鮭漁業生産組合(遊佐町)の組合員、地元住民などが放流に参加。初めに園児たちが市職員から「今日放流する稚魚は、昨年12月に生まれて体長5センチほどまで育ちました。皆さんが小学4年生になる頃、大きくなって帰ってきます。もし見つけたら『よく帰って来たね』と声を掛けてあげてください」と説明を受けた。

 その後、水無川に架かる上板井川橋近くの土手から約5メートル下の水面に向け、ブルーシートで作った斜面にホースで水を流しながらバケツに入った稚魚を放流した。宮城玄君(6)は「元気に泳いでいたのでうれしい。大きくなって戻って来るといいな」と話していた。

 鶴岡市は赤川流域でのサケ資源の増殖に向け、地元住民や枡川鮭漁業生産組合、県などの協力を得て稚魚の放流調査事業を行っている。水無川での放流は2021年度から行われており今回で4回目。成長したサケの遡上(そじょう)状況の確認など今後の赤川流域のサケ増殖事業に加え、サケを活用した地域活性化事業につなげる。

 今回の放流事業は同じ櫛引地域の馬渡川でも行われ、水無川と合わせて約20万匹が両川に放された。

「大きくなって帰って来てね」と園児たちが声を掛けながら稚魚を放流した
「大きくなって帰って来てね」と園児たちが声を掛けながら稚魚を放流した



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field