2025年3月21日 金曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2025年(令和7年) 3月16日(日)付紙面より

ツイート

不妊治療から出産まで一貫対応 来月7日診療開始 日本海総合病院 生殖医療センター完成・内覧会

 県・酒田市病院機構(島貫隆夫理事長)が、酒田市の日本海総合病院7階東病棟に整備した不妊治療施設「生殖医療センター」が完成し14日、関係者向け内覧会が行われた。同機構を中心とした地域医療連携推進法人・日本海ヘルスケアネット(栗谷義樹代表理事)の構成機関の一つ、医療法人・レスポアール(鶴岡市、斎藤憲康理事長)による一般不妊治療・生殖補助医療を引き継いだ施設で、総合病院の強みを生かした診療体制の構築を図る。来月7日(月)に診療を開始する。

 体外受精など不妊治療が2022年4月から保険適用対象となり、庄内地域でも新規の患者が増えている。同地域で唯一、不妊治療を専門的に行っていたレスポアール運営の「すこやかレディースクリニック」(院長・斎藤理事長)は同年に日本海ヘルスケアネットに加盟、「機能を集約することで、より良い医療を提供したい」(斎藤理事長)と新センターの整備に至った。

 医師・看護師らの動線確保、患者の利便性など考慮し7階東病棟に整備した新センターは広さ約760平方メートル。診察室や採卵室、培養室、待合室、回復室、相談室など設置した。来月1日付でセンター長に就任する清野朝史医師、今月末で同クリニックを閉院し、新センターで治療に従事する斎藤理事長と共に、医療技術者「胚培養士」2人をはじめスタッフ11人が不妊治療から出産まで一貫してサポートする。

 この日は県内外の医療関係者ら約50人が参加。3班に分かれ、センター内を見学して回った。清野医師は「不妊治療から出産まで一貫して対応できる総合病院の強みを生かし、切れ目のない医療を提供していく。『子どもが欲しい』という目の前の人の願いを純粋にかなえてあげたい」と。斎藤理事長は「他の診療科と連携できるのが一番のメリット。ポテンシャルの高い施設になった」と話した。治療に関する相談は日本海総合病院=電0234(26)2001=へ。

センター長に就任する清野医師(手前)の説明に聴き入る内覧会参加者たち
センター長に就任する清野医師(手前)の説明に聴き入る内覧会参加者たち

採卵室と培養室などはクリーンエリアに設置
採卵室と培養室などはクリーンエリアに設置



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field