2025年(令和7年) 3月19日(水)付紙面より
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酒田東高校(齋藤一志校長)の2年生4人が中心となって企画した映画上映会「世界一の映画館をもう一度あなたへ、酒星劇場」が15日、酒田市の港座で開かれた。多くの市民らが鑑賞に訪れ、生徒たちの活動の集大成に上映後、大きな拍手が送られた。
課題研究の一環で酒田の映画文化について学びを深めた現在の3年生が昨年、「映画文化復興チーム」を結成。その後、本年度の課題研究で映画を使った中町の活性化に取り組む2年生が先輩の研究を引き継ぎ今回、芝居小屋として開業し大正時代から映画館としても営業していた歴史ある劇場「港座」での上映会を企画した。
上映会の中心メンバーはいずれも同校2年の遠藤埜乃佳さん(17)、阿部ことみさん(17)、成田ほのかさん(17)、後藤絵梨花さん(17)の4人。生徒たちは課題研究の中で、昭和時代に「世界一の映画館」と評され1976年の酒田大火で焼失した映画館「グリーンハウス」の存在を知り、映画館の復活による中心市街地活性化を目標に取り組んできた。
この日は2回合わせて約160人の市民らが港座に来館。コーヒーの提供や、グリーンハウスで上映前に流れていた「ムーンライトセレナーデ」を流すなど、往時の映画館の雰囲気を味わってもらおうとの趣向が来館者たちを楽しませた。
同市がメインロケ地となった午後のプログラム「アイ・アムまきもと」上映後、リーダーの遠藤さんが「約1年かけた準備の中で、多くの経験と学びが得られた。酒田の魅力を再認識してもらえたらという思いから、町並みが多く登場するこの映画を選んだ。多くの人が鑑賞に来てくれたことに感謝」とあいさつ。来館者たちは生徒たちに大きな拍手と激励の言葉を送っていた。